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――――フワッ


光が見えなくなるのと同時に、持ち主のいなくなった仮面が降りてくる。

「嫌ァァァァァァッ!!」

「ハクオロさん・・・・ハクオロさん・・・・」

隣で、おねーちゃんが泣いてる。



「・・・ヒッ・・ぅぐッ・・・おとー・・さん・・・・ぅ・」

・・・・・とても、悲しい。

「アルちゃん・・・・」

「ひぐッ・・・ぅ・・・・カミュち〜・・・・・」

「アルちゃん・・・一緒に帰ろう?」

―――カ・・・エル?おとーさんのいない所に、帰・・・る?

「―――――ッ」

おとーさん、いない!!!!!!

「ヤダァァァァ!!帰らない!!」

「ア・・・ルちゃん?」

「うああぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!!」

どたどたどた・・・・・









「うぐっ・・・・・おと・・・・さん・・・・」



「・・・・アルルゥ」

―――ビクッ!

「おねー・・・・ちゃん・・・?」

「・・・・アルルゥ、帰ろう?」

「やだ・・・やだぁ・・・・・・・・」

「ねぇ、アルルゥ・・・・・ハクオロさんは・・・一緒に帰るよ?」

「・・・・?」

「ほら・・・・」

――――あ・・・

「おとーさん・・・」

おとーさんの、仮面・・・

「ね・・・・・帰ろう?」

「・・・・・ん」



―うたわれたあと―
〜支えるもの、支えられるもの〜





「・・・・・・・・・」

帰り道。誰もなにも、しゃべらない。

あかい敵は出てこなかった。












「では、聖上は長い旅に出た、ということを民には伝えておきましたので」

みんな、無言でうなずく。

「・・・・・・」

やっぱり、ここにおとーさんはいない・・・

ハチミツ、採りに行こう・・・

トテ・・・トテ・・・・トテ・・・・・・



「・・・・アルルゥ?」

「・・・・・エルルゥ様、今はそっとしておきましょう」

「でも―――――」














ガサガサガサ・・・

ドタドタドタ・・・・・・・

―――失敗、した

いつもなら簡単に、採れるのに・・・・・・

「――――ッ」

なんか、前が見えない・・・・・

「うっ・・・・・ひぐっ・・・」













―――それはとても、惨めに、哀しく見えた。

そして何より―――消えてしまいそうなほど、儚かった・・・・

それは、いつものように薬草を採りに森まで来た時の、いつもとは違う出来事。

向こうから、一人の少女が駆けてきた。

――――――――哀しく、泣きながら。















「―――待たれよ」

――――――!!!?

すぐ近くから、声がした。

・・・・きょろきょろ

「・・・・・あ」

正面に、男の人がいた。











さて、つい声を掛けてしまったが、どうしようか・・・

「あ〜・・・・・食うか?」

「・・・・?」

・・・思いっきり不審がられている。まぁ、当たり前か。

「えっと・・・・まぁ、食べてみろ。落ち着くぞ?」

「・・・・・ん」

・・・・パクっ

「・・・・どうだ?美味いだろう」

「・・・・・しょっぱい」

「・・・ははは、それは泣いているからだろう」

「・・・・でも、美味しい」

「そうか。それは良かった」

さて・・・落ち着いた、かな・・・?

「ところで・・・こんなところで、何を泣いていた?」

「・・・・・・おとーさん、いない」

・・・親とはぐれたのか?だがそれにしては・・・・

「おとーさんのいないお城、つまらない。だからここに来た」

―――城・・・ということは、この子の親は、最近旅に出たという、ハクオロオゥルォ・・

「・・・一つ、言っておこう」

「・・・・?」

「いなくなって悲しいのは、お前だけではない」

「・・・・・・・」

「それとな・・・いない、いないと思っていたらいつまでも帰ってこないぞ?」

「・・・言うこと、一つじゃない・・・」

「・・・変な所でツッコむなよ」

「・・・・ん」

「お前の他にも悲しんでいる人がいるはずだ。その人のことを、励ましてやれ」

「・・・わかった」

―――立ち直ってはいないが、もう大丈夫かな・・・・













「アルルゥ!なんでお昼、戻って来なかったの?」

「・・・おねーちゃん、ハチミツ、一緒に食べる」

「―――え?あ・・・うん、ありがとう・・・・」

「――――ん!」



むぅ、自分でもよくわからない。

何を書きたかったのか不明すぎ。

登場人物の男ですが、名も無き今回のみのキャラです。

作成日2003/9/28
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